補遺3:「ロール」の用法
最終更新: youre_b_hind 2019年11月12日(火) 09:13:28履歴
「ロール」とはロールプレイ(役割演技)の略です。TRPGにおいては、プレイヤーがPCの役を演じることを意味します。当初はTRPGやPBeMの流れを汲む一部のなりチャでこの用語が用いられ、微妙に意味や用法を変えて広まって行きました。
2004年から2007年9月現在まで、はてなダイアリーは「なりきりチャット」を『チャットを使い、ある共通の世界観・舞台設定のなかで、自分の作成したキャラクターを使い、互いのやり取り(このやり取りを「ロール」と呼ぶ)から一つのドラマを作るもの』としています。
一方でWikipediaの「なりきり」の項には、2006年、次のような説明が追加されました。
- TRPGでは、サイコロを振る「ダイスロール」と紛らわしいためか、略さず「ロールプレイ」とする方が普通です。しかしなりチャでは、殆ど常に「ロール」と略します。
- ラブシーンでのロールプレイを「エロール」と呼びます。
- 一人きりで(ソロで)のロールプレイを「一人ロール」「ソロール」と呼びます。
- なりチャで「ロール」とは、ロールプレイとしてPCの台詞や行動を記述することと同義であり、時にはその記述そのものを指します。
- 他のPCの行動や状態、また場の状況を勝手に決めつける記述を「確定ロール」と呼びます。
- 「ロールの長さ」とはレスの長さのことです。「長文ロール」は字数の多いレスを、「一言ロール」はプチレスを意味します。
- 「ロール傾向」とは、レスの速度・長さ・文体・雰囲気、また心理描写・情景描写の有無など、レスのスタイルを意味します。
- なりチャで「ロールを回す」とは、ロールプレイを行うことです。運動不足のハムスターが回し車でエクササイズすることではありません。ちなみに「ロールプレイを回す」とは決して言いません。
- レス1回分のロールプレイを1ロールと数えることがあります。また入室から退室までの一部始終を1ロールと数える場合もあります。例えば「3ロール回すのに1時間もかかった」なら前者、「そのPCとは1回ロールした」なら後者となります。
2004年から2007年9月現在まで、はてなダイアリーは「なりきりチャット」を『チャットを使い、ある共通の世界観・舞台設定のなかで、自分の作成したキャラクターを使い、互いのやり取り(このやり取りを「ロール」と呼ぶ)から一つのドラマを作るもの』としています。
一方でWikipediaの「なりきり」の項には、2006年、次のような説明が追加されました。
なりきりにはロールと呼ばれる行動を記すものがある。掲示板やチャット、メールなど媒体は様々だが、キャラクターの行動を表す際多くが()内で示されキャラクター直接の発言はその括弧の外に記される。「ロールとはPCとしての行動のこと」とする説明自体は、オリチャ文化圏でも古くから使用されています。ただしPCが会話することも「行動」と考えます。勘違いの起源は、その辺の誤読にあるのかも知れません。
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